トークPDFの整合性ハッシュでわかること・わからないこと

SHA-256ハッシュは、データのバイト列から計算される指紋のような値です。信頼できる以前の値と比べると、そのデータが変わったかどうかを確かめられます。ただし、誰がメッセージを書いたのか、エクスポートに欠けがないか、ハッシュを取る前に元データが編集されていないか、といったことはわかりません。convokeepは、整合性ハッシュ付きの提出用に整えた書式を提供します。採用されるかどうかは裁判所が判断します。このページは法的助言ではありません。

整合性ページに入るもの

Record(記録用)の整合性ページには、元ファイルのSHA-256、会話データのSHA-256、件数、UTCでの作成時刻が入ります。元ファイルのハッシュは取り込んだファイルを、会話データのハッシュは記録に使った会話データを示します。件数は作成した記録の中身を数えたもので、これまでにやり取りされたメッセージの総数を保証するものではありません。UTCの時刻はPDFを作った時刻を記録したもので、第三者が確認したタイムスタンプではなく、会話が行われた時期の証明でもありません。

完成したPDF自身のSHA-256は別の値で、結果画面に表示され、付属の .sha256.txt ファイルでも渡されます。PDFは自分自身の最終的なハッシュを中に入れられません。その値を入れた時点で、ハッシュの対象になるバイト列が変わってしまうためです。完成したPDFの値を、PDFの中に印字された会話データのハッシュと比べないでください。この2つは別のデータを指しています。

ハッシュを自分で確かめるには

  1. 元のエクスポートファイル、作成したPDF、付属のハッシュファイルをまとめて保管します。文書とハッシュファイルの両方が後で差し替えられるのを見つけたい場合は、基準になる値を別の場所にも控えておいてください。
  2. Windows: ダウンロードしたPDFに対して certutil -hashfile "chat.pdf" SHA256 を実行します。Mac: shasum -a 256 "chat.pdf" を実行します。Linux: sha256sum "chat.pdf" を使います(shasumが入っていればそれでも可)。
  3. 出てきた値を、別ファイルにあるPDFの値と比べます。会話データの値とは比べません。1文字ずつ確認してください。SHA-256が一致すれば、そのバイト列が参照したファイルと同じであると、実用上かなり確かに言えます。
  4. 手を加えていない元のエクスポートにも同じコマンドを実行し、整合性ページの元ファイルのSHA-256と比べます。元の入力がzipだったなら、zipの中のファイルではなく、zipそのものを対象にしてください。

具体例

たとえば、架空の会話にAlexの「Meet at noon.」というメッセージがあるとします。Record形式のPDFを作り、別ファイルの参照用ハッシュを保存します。後で、変更していないコピーを調べると、値は一致します。誰かがPDFの文字を編集したり、保存し直したりすると、バイト列が変わるのでハッシュも変わります。一方、PDFを作る前に誰かが元データを偽造していた場合、ハッシュが一致していても、その偽造は見抜けません。

まず元データを用意する

メッセンジャー自身のエクスポート機能か、適切なパソコン用のツールで書き出します。各ガイドはWhatsApp、LINE、Telegram、Instagram、iMessageをご覧ください。ファイルをスマホに保存したら、パソコンに移しましょう。 USB、メール、信頼できるクラウドドライブなどで送り、手を加えていない元ファイルを残しておきます。具体的な紙面の例は裁判用のWhatsAppトークPDFをご覧ください。

プライバシー

ファイルの読み込みからPDF作成まで、すべてブラウザ内で完結します。チャットファイル・メッセージ・添付ファイルのアップロードはなく、アカウント登録も不要です。アクセス数や保存回数はCookieを使わない方法で数えるだけで、メッセージの本文・名前・ファイル名は含まれません。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

メール、クラウドドライブ、別のエクスポート用ツールには、それぞれのデータの扱いがあります。ファイルをパソコンに移すときは、ケーブルを使うと安心です。convokeepがブラウザ内だけで処理するのは、変換の部分です。

Keepsake(保存用)とRecord(記録用)

Keepsake(保存用) は、本のように読みやすい紙面で、思い出や印刷に向いています。Record(記録用) は、ページ番号と整合性ページが付き、送信者と時刻も入ります。整合性ページには、元ファイルのSHA-256、会話データのSHA-256、件数、UTCでの作成時刻が入ります。完成したPDFのハッシュは別に渡されます。

ハッシュ値は、ファイルが作成後に変更されていないことを示すだけで、元のトークが本物であることや欠けがないことを証明するものではありません。convokeepは法的助言ではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。

よくある質問

ハッシュ値があれば、裁判所はPDFを採用しますか?
いいえ。ハッシュ値はファイルを比べるための道具です。採用されるかどうかは裁判所が判断します。このページは法的助言ではありません。
ハッシュ値を計算する前にトークが書き換えられていた場合は?
書き換えは可能です。基準になる値を計算するより前の変更は、ハッシュ値からはわかりません。また、ハッシュ値は誰が書いたかを示すものでも、エクスポートに欠けがないことを示すものでもありません。
会話データだけでなく、元のファイルもハッシュにするのはなぜですか?
元ファイルのハッシュは取り込んだデータそのものを、会話データのハッシュは記録に使った会話データを示します。どちらも、会話そのものが本物であることを保証するものではありません。
弁護士に相談したほうがよいですか?
実際の紛争であれば、資格のある弁護士に相談することをおすすめします。元データの保管方法、ファイルの入手経過の記録、提出形式などを確認できます。

関連ページ

今すぐ試す

エクスポートしたトークをconvokeepのアプリにドロップすると、無料プレビューが表示されます。最初の3ページは透かし入り・整合性ページなしで表示され、全文のPDF保存は一回払いの有料機能です。

このドキュメントはユーザーのブラウザ内で作成されたもので、チャットファイル・メッセージ・添付ファイルはアップロードされていません。

Recordは整合性ハッシュ付きの提出用に整えた書式を提供します。法律上の助言ではなく、証拠として認められるかは裁判所が判断します。ハッシュは元のトークの真正性や完全性を証明しません。

アプリを開く

この文書は利用者のブラウザ内でローカルに生成されました。